不倫中なら連絡がかかせない。
会えない時が多いから、
電話が欲しい。メールが欲しい。
声を聞くと安心する。
ゴールデンウィーク、正月休みなど長期の休みは、
連絡が途絶えがち。
もちろん、土日の休みでさえも連絡がないと心配になる。
私の場合、まる一日半くらい連絡がないと、
もう電話してきても出ない。
散々電話をかけさせておいて、やっと出る。
そして文句を言う。
しかし彼は謝りながら、うれしいと言う。
無視されるより文句を言われる方がいい。
文句を言われるということは、
それだけ自分のことが好きで、
連絡を待ってるということだからと。
普段、私が電話に出ないとすごくうるさい。
どこに行ってたのか、何をしてたのか、
うるさく聞いてくる。
うるさいのがイヤなので、
電話に出られそうにない所に行く時は、
事前に行き先を知らせておく。
何でそこまで管理するのか、
管理されるのもおかしいのだが、
私は言いなりになっている。
ケイタイやメールの普及で、
連絡をとれないことがなくなって、
それがかえってよくない。
少しでも連絡がとれないと相手を疑ってしまう。
ケイタイがない時代、
連絡がとれずに、イライラしたり、
モヤモヤした気持ちをかかえて、
彼の家の周りをウロウロしたり、
会えないつらさに、心を焦がすのも、
また不倫の醍醐味のような気もするけど。
私が不倫し始めた時には、
すでにケイタイが普及してたので、
そんな気持ちになることもあまりなかった。
ただ、ケイタイのおかげで、
不倫しやすくなったのも事実ですね。
不倫の味わい。
不倫の魅力。
会うに会えない。
声聞きたくても聞けない。
思うようにいかないもどかしさが
かえって思いを募らせる。
いつでも声が聞ける。
いつでもメールが送れる。
いつでも写メできる。
だから途絶えると不安になる。
不安は疑惑を呼ぶ。
だからやっと会えたとき、
やっと連絡がつながったとき、
愚痴から始まる。
愚痴から始まるデートはつまらない。