私の離婚原因にもなった借金問題。
友人にも、ダンナの借金に悩まされている人がいる。
私が思うに、
借金クセのある人は絶対直らない。
何度も同じことを繰り返す。
苦労して返済したなら、人間変われるかもしれないが、
周囲の人の協力で安易に返済した人は、
また借金する。
友人のダンナも何度も借金したクチだ。
パチンコが好きで、競輪競馬競艇もやる。
一度目は、彼女が独身時代の虎の子の貯金を
差し出したそうだ。
二度目は、彼女の親が立て替えてくれたらしい。
そして、三度目はもうどうしようもなく、
任意整理をした。
任意整理は、
弁護士がサラ金会社との間にたって、
借金の利息を計算し直し、
3年くらいで返せるように、
毎月の返済額を決めてくれるらしい。
今退職した場合の、退職金の試算も
会社に出してもらわなければならないらしいが、
彼の場合は長年同じ会社に勤務していた為、
それが可能だった。
もうすぐ、その返済が終わるらしい。
でも彼女は、
「また借金しないかと、不安だ」と言う。
そんな男と一緒にいられるものなのか、
私には不思議でならない。
家の中に、信頼できない人がいる…。
おかしくないか?
そんな男なら別れたらいいと思う。
しかし、彼女はダンナのことをそれでも愛していると。
だからどんな苦労もいとわないと。
別れられないと言う。
子供がかわいそうだ、
離婚後の生活が不安だと言う。
離婚という決断をした私をエライと言う。
別にエライわけじゃない。
こんな男と一緒にいたくなかっただけ。
一緒に借金を背負いたくなかっただけ。
逃げただけなのかもしれない。
結婚する時に、誓った言葉は何だったのか?
しかし…こんな理由なら神様は許してくれるはず。
人には色んな愛し方がある。
でも、どんな状況でも、
この人が好き、愛してると思えるうちは、
何があっても別れられないものだ。
私には、もうダンナに対する愛情は残ってなかった。
だから別れたのだ。
大破した車から出てきたのは見たことのない2枚のカードだった。
一枚は限度額一杯、二枚目に手が付けられていた。
以前にサラ金の事務所に石油を撒いて火を付けた事件があったが、その時は気持ちが判らない訳でもなかった。
本人に代わり返済を助けたのが始まりだった。
今やその息子が30歳になろうとしている。
その間を語るには語り尽くせない。
いざとなったら、夫婦は縁を切れるが親子は縁を切れない。