離婚の原因は、元ダンナの借金問題だった。
結婚前から借金があるようだった。
それに気付いた時には、
すでに結婚式の日取りも決まっていて、
後戻りできない状態だった。
いや、やめようとすればできたのだろうが、
親や友人、会社の人達に、
とてもそんなことは言い出せなかった。
見栄や世間体に縛られていたのだと思う。
結婚してから、すぐに経済的に困窮した。
全く経済観念のない夫。
給料も結婚前の話しとは違って、ずっと少ない。
それなのに、小遣いを何度もせびる。
それは、給料の半分近くにも及んだ。
飲み屋のつけ払いや、
多分サラ金の払いがあったのだろう。
子供ができれば変わるかも。
でも甘かった。
もう一人、子供が増えても一緒。
ボーナスを全て持っていく夫。
マンションを買えば、無駄遣いしなくなるかも、
そう思って購入したが、
さらに状況を悪化させるだけだった。
私は働きに出た。
しかし夫はその稼ぎを当てにするようになった。
私のクレジットカードを勝手に持ち出し、
限度額いっぱいキャッシングしたこともある。
出産祝いにもらったお金が、
いつの間にかなくなったこともあった。
家の中に通帳やカードを保管できず、
会社のロッカーに入れていた。
文句を言うと、
家の中でものを投げる、大声を出す。
子供がいても暴れた。
怖くて、何も言えなかった。ただ耐えた。
詐欺のような「借金一本化します!」というのに
手を出し、
さらに借金は増えた。
思い余って双方の親に相談し、
向こうの親と私の親が100万ずつ
立て替えてくれた。
そして、心機一転やり直すつもりだったのに、
ヤツはまた借金した。
まだ全額返せてなかったのだ。
会社も3回くらい転職した。
借金取りの電話に耐えられなくなったり、
意外に給料が少ないことがわかり、
やけになって辞めたり。
マンションの払いができなくなった。
毎日、怪しげな借金取りの電話が鳴り続けた。
ノイローゼになりそうだった。
もうだめだと思った。
一生、ヤツの借金に追いまくられるのはごめんだと。
子供達を自分で守ろうと。
ある朝、
ヤツに今日出て行くと告げて、
その日のうちに自分の荷物を全部出し、
5才と7才の子供を連れて、
安いぼろアパートに移り住んだ。
寒い日だった。
こたつも何の暖房器具もなく、
布団にくるまって、早々に寝床についた。
不安で不安で、眠れなかった。
ただ、子供の無邪気な顔を見て、
涙が止まらなかった。
どうにも、落ち着いて、ブログできなくて、
チェックするばかりでした。
ふむふむ、ご苦労されたのですね。
結婚生活には、いろいろ私も考えるところはありますが、
後で、記事にすることにします。
ではでは。